夏場など高温多湿の環境でスポーツ活動をおこなうと、大量に汗をかいて脱水状態になることがあります。
また、体温調節機能や循環器機能の負担も増大し、遂にはこれらの各種機能が失調し、高温にもとづく全身的傷害「熱中症」を引き起こすことがあるので、高温でのスポーツ活動には注意が必要です。
■温度条件の変化

気温が30℃をわずかに超える程度でも湿度が80%以上に達する場合には熱中症の発症の要因になるので十分注意が必要です。


■熱耐性

熱に対する耐性には個人差があります。女性は男性より熱耐性が低く、高齢者や肥満者も低くなっています。薬物(利尿剤・安定剤など)を飲んでいる方や高血圧の方も熱耐性が低下しているので注意が必要です。


■高温環境での予防
運動の程度

当然ながら、高温環境での激しい運動では熱中症の危険が増します。気温の高いときは激しい運動は控えましょう。


衣服
皮膚を衣服で覆うと熱の放散が妨げられるため、皮膚を露出させたほうが熱中症の危険は減ります。素材は汗や水蒸気を通しやすいほうが熱の放散を助け、白っぽいものの方が体外からの熱を吸収しにくくなります。
水分の補給
運動中に身体から発生する熱を放散させるには、大量の汗をかくことが大切です。そのためには運動前や運動中にも水分を補給しましょう。運動前には250〜500ml、運動中には一時間当たり500〜1000mlを目安に補給してください。
水分だけを補給すると体内のナトリウムの欠乏状態が生じ、それによって筋肉の痙攣が起きることがあります。そのため水分補給には1%未満の食塩水やスポーツドリンクなどを摂取しましょう。


低温環境では、皮膚血管が収縮し、血流が減少すると、皮膚温が低下します。特に手足の末端に行くほど低下の程度は大きくなり、その結果、手や足の指先に痛みを感じるようになります。また低温と風の影響で運動能力が低下することもあります。冬場のランニングやサイクリングなどでは、気温・風速に十分配慮した服装で運動をおこなってください。
体が冷え切った状態では、筋肉が硬くなっているのでケガをしやすく、また急に動くと心臓にも負担がかかるので、準備運動でしっかりと体を温めてから運動をおこなってください。


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